【社会】女子高生語？「アゲアゲ」に「オナチュウ」

「さっきマンキツで会ったオナチュウの子、Ｂ専なんだよ」。女子高生がこう話しているのを聞いたとき、意味が分かりますか。
訳すと、「さっき漫画喫茶で会った同じ中学校出身の子、ぶさいくな男の子が好きなんだよ」と言う意味なんだそうです。
独自の「言語文化」を持つ女子高生の会話は、いったいどうなっているのか。勇気を出して、「異文化体験」を試みました。

京成千葉中央駅近くのマクドナルド前にたむろしていた制服姿の３人。４月に千葉市内の私立高校に入学し、「高校デビュー」したばかりだという。
携帯電話は当たり前。カバンの中には、化粧品セット、手鏡、弁当箱。愛読しているのは、ギャル系雑誌「ｅｇｇ」や「Ｃａｎ　Ｃａｍ（キャンキャン）」という。
ちょっとした空き時間にも、まつ毛やつめのお手入れに余念がない。
話してみると、言葉の最初にひんぱんに「マジ」がつく。代表例は「マジむかつく」（とても腹が立つ）。どんな単語の頭につけても、
意味を強めることができる「便利な」言葉のようだ。また、省略形も目立つ。例えば「セブン」（セブンイレブン）、「ヒサロ」（日焼けサロン）といった具合だ。
最近のお気に入りの言葉を尋ねると、１人が「アゲアゲ」と叫んで、両手を挙げた。すると、ほかの２人も「アゲアゲ」と言って、同じポーズ。
グループの中で、会話が途切れたときなどに、「テンション（気分）を盛り上げよう」と使うのだという。
意味が瞬時に理解できないものもある。代表例は「お前、どんだけだよ？」。どれほどの者なのか、という意味にとれるが、
「どれくらい～」の～部分を省略した意味でも使うらしい。会話の流れに完全にとけ込んでなければ、理解は難しい。
はやり言葉は、各高校や地域ごとに異なる。市内の別の私立高校に通う女子高生（１６）は、「すぐに形が変わったり、増えたりしちゃう」と話す。

日常的に接している高校の先生はどう見ているのか。
同市内の県立高校の男性教諭（３８）によると、生徒たちは仲間内と教師の前で話す場合の使い分けがうまいため、
学校生活の中で女子高生用語を発見するのは難しいらしい。ただ、時折耳にする「キモイ（気持ち悪い）」という言葉には、どことなく悪意を感じている。
別の男性教諭（５１）は、女子高生用語を使いこなす生徒に共通する現象に気付いた。例えば教師が生徒数人を指導していると、
途中から自分たちだけの間で通じる用語を使って仲間内で話し始めてしまうのだという。
この教諭は「こうした言葉の背後には、しっかり相手と向かい合うことのできない自信のなさも潜んでいるのでは」と指摘している。

http://mytown.asahi.com/chiba/news02.asp?kiji=4146

（ ‘∀‘）ﾉ　＜おばさんにはポップティーンがギャル雑誌になっているのがショックです。