【健康/美容】コラーゲンで強い皮膚　ゼライス（仙台）が開発

ゼラチン製造のゼライス（仙台市）は、健康食品向けの新素材、コラーゲン・トリペプチド（ＨＡＣＰ）を開発した。
同社の従来製品に比べ、骨や皮膚を丈夫にしたり、損傷した場合の回復を早めたりする効果が増した。
健康ブームを追い風に、健康食品分野に進出し将来の主力商品に育てたい考え。９月にも健康食品メーカーなどへ本格販売する。

ＨＡＣＰは、豚の皮から抽出したコラーゲンを分解し特殊な技法で３個のアミノ酸を結合させたトリペプチドが主成分。
無臭の白い粉末で水にもよく溶け、錠剤やカプセル、ドリンク剤など多様な製品化が可能という。
ペプチドには骨、皮膚をつくるコラーゲンや、肌に潤いと弾力性を持たせるヒアルロン酸の合成を促進させる機能などがある。
３個のアミノ酸によるトリペプチドに生成することで、経口摂取した場合に消化器管からの吸収性が高まり、より高い効果がもたらされた。

動物実験では、足の骨を折ったラットにＨＡＣＰを与えたところ、３カ月間で骨折がほぼ完治し、与えなかったラットに比べて２倍の速さで回復した。
切断したアキレスけんでも同様の効果が得られたという。
同社は「皮膚や頭髪、爪の健康、骨やけんの強化、関節リューマチや変形関節症の予防にも役立つ」としている。

健康食品メーカーを主な取引先とし、１キロ１万円程度で販売する。初年度に２億円、３年後には年間１０億円の売り上げを見込んでいる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040512-00000003-khk-toh

【健康/美容】コラーゲンで強い皮膚 ゼライス（仙台）が開発

【健康/美容】コラーゲンで強い皮膚　ゼライス（仙台）が開発