【社会】子供が外で遊ぶ環境、６４％「悪化した」…内閣府調査

内閣府は２４日、「体力・スポーツに関する世論調査」の結果を発表した。
今の子供が外で遊んだり、スポーツしたりする環境は、自分が子どものころよりも「悪くなった」と思う人が６４・１％に上り、「良くなった」の２１・５％を大きく上回った。

調査は２００４年２月に全国の２０歳以上の男女計３０００人を対象に行い、２１０９人が回答した（回答率７０・３％）。
子どもが外で遊ぶ環境は「悪くなった」と答えた人に、どの点が悪くなったかを複数回答で聞いたところ
「自由に遊べる空き地や生活道路が少なくなった」が６９・４％で最も多く、「スポーツや外遊びができる時間が少なくなった」５１・６％、「仲間や友達が少ない」４１・６％と続く。
この１年間に「週１回以上」運動やスポーツをした人は３８・５％で、２０００年の前回調査から１・３ポイント増えた。
また、この１年間に運動をしたと答えた人は６８・２％となった。運動の具体的な内容（複数回答）は、
ウオーキングが３７・２％で最も多く、体操（ラジオ体操など）１５・９％、ボウリング１３・２％、軽い球技（キャッチボールなど）１１・９％、ゴルフ８・３％の順だった。
ベスト４の順位は１９９４年の調査以来４回連続同じだった。

今後やってみたい運動（複数回答）は、ウオーキング３９・８％、軽い水泳１７・８％、体操１５・０％の順となった。この調査は７９年に始まり、今回で９回目となる。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040424i212.htm