【社会】「暴走自転車なくそう」　時速四十キロを超える猛スピードも

高校生らの自転車による暴走が問題になっている宇都宮市の「オリオン通り」で十二日、高校生自らが街頭に立ち、
通りを走る自転車にマナー向上を呼びかけた。新入生に自転車の正しいマナーを身につけてもらおうと、宇都宮中央署や市が、
高校や商店街に呼びかけて実現した。十六日までの五日間続けられる。オリオン通りでは二十年以上も前から、
暴走自転車が問題になっているが、高校生も参加してマナー向上を大規模に訴えるのは初めてだ。

オリオン通りは、東武宇都宮駅前から同市曲師町まで、東西に約五百五十メートル続く商店街。
買い物客の利便を考えて、自転車の通行は禁止されていないが、東側にＪＲ宇都宮駅、西側に私立高校四校と
県立高校二校があるうえに、アーケードになっていて風雨にさらされないため、朝の通学時間帯は、高校に急ぐ生徒の自転車であふれる。
また、午後から夕にかけての下校時は、買い物客が増える時間とちょうど重なる。しかも通りが、
高校がある西から、駅がある東に向かって緩やかに下っているため、時速四十キロを超える猛スピードで突っ走る自転車も目立つ。
はねられそうになる歩行者や、怖くて反対側の店に行けないでいる買い物客を見かけることもしばしばある。

呼びかけに参加した作新学院高等部三年の稲垣裕晃君（１７）は、「みんななかなか聞いてくれないので、
自転車の前に立ち、体を張って呼びかけた」と苦笑い。同校三年の古橋麻衣さん（１７）も
「スピードを出した自転車にぶつかりそうになり、怖かった」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news001.htm

【社会】「暴走自転車なくそう」 時速四十キロを超える猛スピードも

【社会】「暴走自転車なくそう」　時速四十キロを超える猛スピードも