【社会】浅草花やしき、地元のバンダイ子会社のバンプレストが買収へ

日本の遊園地の草分けである「浅草花やしき」（東京都台東区）の経営を、
玩具大手バンダイの子会社「バンプレスト」（同区）が引き継ぐことになった。
花やしきの親会社で、会社更生手続き中の「トーゴ」の管財人が
「浅草のシンボルを地元の人々と協調して運営できる」ことなどを条件に選定を進めていた。
営業は今のまま続け、７月下旬にも新たな地元企業が経営母体となって、再出発する見通しだ。

関係者によると、バンプレストはトーゴの事業のうち、「花やしき」を２０億円前後で買収するとみられる。
当初、二十数社がスポンサーとして名乗りを上げていた。従業員５０人の雇用確保などのほか、「渋さ」や「レトロ」など
花やしきが持つ独特の雰囲気を引き継げることなどを条件にバンプレストが選ばれた。
今月中に正式契約を結び、７月下旬に東京地裁に更生計画の認可を受ける。

花やしきは１８５３年に庭園として開園。その後遊具を置くようになった。年４０万人を超える入場者がある。
１月に会社更生法の適用が申請された後も営業しており、入場者は倒産前よりも約２割伸びているという。

http://www.asahi.com/national/update/0408/007.html

◆花やしきオフィシャルホームページ
http://www.hanayashiki.net/opening.html
◆バンプレスト
http://www.banpresto.co.jp/